会期および会場
- 会期:2020年10月7日(水)~ 9日(金)
- 会場:オンライン開催
プログラム
EMS39の全プログラムはこちら(PDFリンク)
プレナリー講演
- 松岡 隆志(東北大)
窒化物半導体研究の夜明け、現在、そして将来
一般講演
招待講演
- 岩室 憲幸(筑波大)
最近のパワーデバイスの進展ならびにGaNパワーデバイスへの期待 - 岩谷 素顕(名城大)
サファイア基板上に作製したUV-Bレーザダイオード - 尾沼 猛儀(工学院大)
酸化物半導体MgZnOにおける波長200 nm以下の深紫外線発光特性 - 佐藤 勝昭(東京農工大)
JST-CRDS 「未来材料探索イニシアティブ-多様な安定相のエンジニアリング」への誘い - 田中 雅明(東大)
強磁性半導体の新展開と半導体スピントロニクス - 西谷 智博(名大)
III-V族半導体を用いた電子ビーム源デバイスが切り拓く微細領域の産業技術 - 増渕 覚(東大)
深層学習を活用したファンデルワールス超格子の自動作製
チュートリアル講演
- 西森 秀稔(東工大)
量子アニーリングの現状と展望
スペシャルセッション
「 5Gはどこにいくのか?」
IoT 社会の扉が開きつつある今,大容量通信を可能にする第 5 世代移動通信システム(5G)は極めて重要な基幹技術であり,5G 対応の高周波デバイスの開発が世界中で行われています.特にバンドパスフ ィ ルタ や ,高 周 波化 や バン ド 近接 化 に お いて 有利 とさ れ るBAW/FBAR には、誘電体がキーマテリアルとして利用され,その材料特性はデバイスパフォーマンスを支配します.そこで本セッションでは,5G およびその関連技術とそこで求められる誘電材料の最新の研究開発動向を提供することを目的に,基礎から応用に渡る発表を企画します.
- 安藤 嘉泰(ナビアン)
5GスマートフォンにおけるRF回路及びRF部品・モジュールの動向 - 上田 政則(太陽誘電)
無線通信用弾性波デバイス技術と5Gに向けた取り組み - 山村 拓嗣(住友電気工業)
5G基地局用GaN HEMT技術の進展 - 渡部 慶二(富士通研)
5Gシステムの全体動向と材料・デバイスへの要求
ランプセッション
「博士研究者がアカデミアはもとより産業界そしてグローバル社会を牽引するということ」
メルケル首相が理論物理学の博士であることはよく知られています. ドイツの歴史上初めてとなる女性首相は,4 期 16 年の任期が 2021年で終わります.政界引退を決めて影が薄くなっていた状況とは打って変わり,新型コロナ危機に直面し,積極的にメッセージを発信しています.民主主義下で国民に犠牲を強いるには「可能な限り説明を尽くす」と語り,危機的な状況や他に選択肢がないことを丁寧に語っています.法律がないからなどと逃げず,論理的に国民を説得するリーダーシップは感動さえ覚えます.まさに,見えない相手,答えのない状況における論理的思考と新たな戦略と発想,そして究極の選択における説明責任を果たす姿は博士首相の真骨頂です.自然科学を相手にする博士研究者が社会を牽引するということってこういうことだなと感じるとともに,日本の政治における人材不足を痛感します.今回のランプセッションでは,産業界,学界,そして海外
の博士人材の事情にお詳しい第一人者をお呼びして,「博士研究者がアカデミアはもとより産業界そしてグローバル社会を牽引するということ」をテーマにパネルディスカッションしたいと思います.
オーガナイザー
藤村 紀文(大阪府大)
講演者・パネラー
- 朝日 透(早稲田大)
パラダイムチェンジをリードする博士人材 - 髙橋 修一郎(リバネス)
博士が仕掛けるビジネスとは -博士の情熱が世界を変える- - 辻 智(日本IBM)
グローバルに活躍の場を拡げる博士社員 - 星 エリ(STC.UNM)
研究室からマーケットプレイスへ。
【順不同敬称略】